FZ    大田原市 2005年9月竣工予定       

大田原市郊外の古くからある分譲地に計画された住宅です。
敷地は充分に広い約100坪。しかし、2.5M高くなった東側には敷地を見下ろすように住宅。
南側にも北窓が目に付く東西方向に長い住宅。北側は敷地境界2Mまで迫って東西に長い住宅。
周辺の家からの視線をいやでも意識せずにいられない敷地です。
そのうえ、敷地が団地内道路曲がり角に位置するためヘッドライトに照らされます。
それらの解決策として、東西に長い中庭をもつ平屋建コートハウス形式を採用しました。
南棟には個室群を北棟にはリビングと水廻りを配置し、それらをワークスペースで結びました。
南棟と北棟は2.5M×2.4×3連の大きなガラス開口によって対峙しています。
その間に生まれた芝生スペースやウッドデッキは周辺環境から独立した気持ちよい空間となるでしょう。
白を基調に薄い色合いの天然木、シンプルでナチュラルな生活空間になるよう設計しています。

住居部分床面積 34坪  施工者;中村建設株式会社(宇都宮市中央/相見積) 
平成16年3月設計開始 平成17年4月着工 9月竣工予定

現場写真追加(20050815撮影)

北西から撮影 南和室より撮影

現場写真追加(20050618撮影)

CGにちかい南西から撮影 西北側足場より撮影

完成予想CG



初期提案
個室群は南棟に、リビング・設備系は北棟に配置。その間をウッドデッキによる中庭としました。
面積を最小限に抑えるとtもに中庭との結びつきを強くするため棟間には室内廊下を設けませんでした。
リビングから各個室は中庭を挟んで強く対峙し、移動の際は外部である中庭を通っていくことになります。
大田原という寒い地であるためさすがに却下でした(^^;)

第2案
レイアウトは初期提案とほとんど変わらず。室内を通って各個室にいけるようにした計画。
予算を考慮し、リビング・子供室の面積を削減、その分、中庭通路(ワークスペース)を増やしています。
リビング−子供室側の庭を活動の場、洗面浴室−和室の庭を裏庭と定義し計画しました。

第3案(最終案)
和室と寝室を統合し、将来より現在を優先してレイアイトを組みなおしました。
北棟にあったランマ形式の窓をやめたり、各部デザインを整理しよりすっきりした形態を目指しました。
→実施設計では、屋根勾配や樋形状、天井高さの調整等のたくさんのデイテールをつめていきます。


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