SZH        宇都宮市 2006年6月竣工  設計施工段階の資料はこちら   

宇都宮市駅東地区、住宅展示場の北側、30坪という極小敷地にたつ住 宅です。
駐車場と2階リビングスペースを確保するために、クサビ型に建物を張り出させています。
斜めの外壁は視線を遮るだけでなく、リフレクターとして機能します。
リフレクターは、リビングから連続するデッキを囲みプライベートスペースをつくりだします。
リフレクターにより室内により強い光が差し込み、視線を上空に逃がすことができます。
リフレクターの一部は半透明で、小さな穴があけられ、視線を街路樹に集中させます。
周囲に対して閉じた建物ですが、内部は想像できないくらい明るく開放的な空間となっています

月刊ハウジング(リクルート刊) 2007年1月号掲載

Pic01 Pic02 Pic03

Pic01 黒い本体部分とスパンドレル&アクリルによるリフレクター
Pic02 玄関ホール 三角形の透明床を通し斜め上部から光が差し込む。彫刻的な空間。
Pic03 リビングから階段ホールを見る。オブジェ化された要素がはっきり認識できる。

Pic04 Pic05 Pic06 Pic07

Pic04 リビングダイニングはモノトーンでまとめている。リノリ ウムの床と珪藻土。実は健康素材。
Pic05 リビング書斎スペース・アプローチ・デッキ・リフレクター。
Pic06 南側・南側開口部は全てガラスになっており、リフレクターによって囲まれたデッキのみが見える。 
Pic07 南側デッキ部分を見る。リフレクターの傾きがあるのでとても開放的なデッキである。 

Pic08 Pic09 Pic10 Pic11

Pic08 ロフトよりリビングを望む。それぞれの要素がはっきり認 識できる。
Pic09 ロフトより北東を見る。大きなガラスからは夜景や男体山が望める隠れ家的スペース。
Pic10 1階寝室 玄関ホールを外部との緩衝帯としながら、充分な光を取り込んでいる。 
Pic11 1階寝室 濃い木を配置することでより落ち着きのある空間とした。奥はユーティリティスペース。 

室内部分床面積 約18坪(法延床/ロフト部分除く) 施工者;中村 建設(宇都宮市中央/相見積)  
平成2005年3月設計開始  2006年1月着工  2006年6月竣工予定


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