SZH        宇都宮市 2006年6月竣工予定       

宇都宮市駅東地区、住宅展示場の北側、30坪弱という極小敷地にたつ 住宅です。
駐車場と2階リビングスペースを確保するために、クサビ型に建物を張り出させています。
斜めの外壁は、リビングから連続するデッキを囲みプライベートスペースをつくりだします。
そのデッキスペースは2階リビングと一体化し、より空間を広く見せるでしょう。
斜めの壁は光を招き入れやすいだけでなく、ゆるやかに上空へ視線を逃がします。
斜壁の一部は垂直に開口が設けられ、唯一ゆとりを感じる南側の小道へ視線を集中させます。
周囲に対し閉じた建築ですが、季節の移り代わりをその開口から存分に感じられることと思います。
内装は黒い床と白い壁。はっきりしたコントラストをもつ前衛的な住宅です。

極小住宅に広がりを生むためのDETAIL
車の出入りを意識させないためのエントランスコート&二重壁。
上部から、そして螺旋階段を通して光が落ちるエントランス。
階段を上がると、上に上にと視線が抜ける勾配屋根とロフト空間。


施工写真追加 2006.02.28 上棟 時:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
南面・西面の2面が傾いているため、寸法だしに相当苦労がありました(^^;)。
極小住宅ですからホゾだけに頼らず、製作柱脚金物・全ネジボルトなどで念をいれて補強しています。
右側の写真は2階リビングから隣地の住宅展示場に続く街路を見た風景。
街路樹が見える台形部分以外は斜壁に囲まれていきます。


室内部分床面積 約18坪(法延床/ロフト部分除く) 施工者;中村建設(宇都宮市中央/相見積)  
平成2005年3月設計開始  2006年1月着工  2006年6月竣工予定


STUDIOPOH